ファイターズ
「振り返りたくないわー」宮西が無念のシーズンを回顧「何の力にもなれなかった」
球団に「感謝」 肘手術後は順調 ネットスローも再開
苦しいシーズンだった。プロ15年目の宮西尚生投手(37)が今季の苦悩を語った。「振り返りたくないわー。その一言に尽きる。何の力にもなれなかった」と唇をかんだ。
近年は、肘に水がたまることでコンディションを整えることが難しくなっているという。「それ(水)を抜かないと、指が常にむくんでいるような感じ。ちょっとでもむくんでいると、力が入りづらい」
2度目の1軍登録抹消となった8月上旬に手術することを決断。「本来ならシーズンが終わってからという形だけど、いいですよと言ってくれたから(球団に)感謝ですよね」と頭を下げた。術後の経過は順調でネットスローも再開している。来年プロ16年目で、38歳を迎える鉄腕。このまま終わるわけにはいかない。