【一問一答】首位打者・松本剛「諦めないでやり続けたら必ず良いことがある」
■日本ハム4-2西武(2日、ベルーナドーム)
プロ11年目で、首位打者のタイトルを獲得した松本剛外野手(29)の一問一答は以下の通り。
痛みとの戦い「こんな状態で使ってもらったボスに感謝しかない」
―自身初のタイトル獲得。今の気持ちは
「本当に僕が獲れると思っていなかった。それが正直な気持ちなので、本当にただただうれしいです」
―打撃のこだわりは
「とにかく結果を残すこと。年齢的にも年数的にもそうですし、ただ結果を残すと決めて、とにかく1年間やり通しました」
―左膝の痛みも抱えながらの戦いだった
「そこに関しては、こんな状況で、こんな状態で1軍の試合に使ってもらったボスに感謝しかないですし、こういう状態をずっと支えてくれたトレーナーに感謝したい」
「勝つことがファンへの恩返し、優勝目指して頑張っていきたい」
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―横一線のレギュラー争い。開幕から良いスタートが切れた
「そこは本当にすごく大きいですし、横一線という言葉を何度も言っていたので、僕はその言葉を信じてじゃないですけど、とにかく結果を残せば試合に出られると、そういう思いでずっとやっていました」
―新庄監督の助言で一番響いた言葉は
「シーズン最初のころに、『強く振るより速く振れ』という言葉を最初に言われた時に、僕の中で何か、そのイメージがすごく良いなって素直に思いました。今でも調子が悪くなった時にふと、強く振るんじゃなくて速く振ろうっていうのが自分の頭にすごい残っている。それは1年間通して、僕にとってすごい大きなものだったなと思います」
―今季の飛躍の要因は
「今年はとにかく打率。数字でいったらヒット数、そこの2つにこだわってやろうっていうのは去年ファームにいる時に、自分の中で決めていた。あとはこうやってたくさん使ってくれたので、そこはすごく大きかったですし、自信にどんどん変わっていったのかなと思います」
―苦節11年を振り返って
「本当に苦しいことの方が多いのが、僕のプロ野球生活。その中でこうやって11年目で(首位打者を)獲れたことは本当に、諦めないでやり続けたら必ず良いことがあるなと僕自身すごく感じますし、その言葉を信じてずっとやっていたので、やり通して良かったなと思います」
―新庄監督はタレントの一人になったと話していた
「このオフイベントであったり、そういうのに出る機会があったら、ちゃんとしなきゃなと(笑)。そういう派手なキャラではないので、自分らしいキャラをつくりあげていけたらと思いますけど」
―今後の目標は
「本当に今年1年、個人としては納得のいくシーズンでしたし、自分がやり通すと決めたことを1年間やり通せたことは僕にとってすごいプラスな1年だったと思う。ただチームとしては悔しいシーズンで、序盤から最後までなかなか良い試合をファンの皆さんに見せることができなかった。勝つっていうことが一番ファンの皆さんへの恩返しになると思う。ボスも言ってますけど、2位も6位も一緒だっていう言葉が僕もすごく耳に残っているので、優勝を目指して頑張っていきたい」