ファイターズ
上沢が同期・松本剛の首位打者獲得を祝福「ひたすら、すごい」
11年間、苦楽を共にし強い絆
松本剛と同期入団で苦楽を共にしてきた上沢が、首位打者獲得を祝福した。近藤、巨人に移籍した石川を交えて年に1度、同期会を開催するほど仲が良く「剛はここまでうまくいかない期間が長かった。シンプルにすごいです。ひたすら、すごい」と自分のことのように喜んだ。
4選手は入団してすぐ意気投合。「みんなで1軍にいられるようにしよう」と誓いを立てたが、同期全員での1軍定着への道は険しかった。
近藤が球界を代表する打者に成長する中、2016年オフに石川がチームを去り、19年には上沢と松本剛が同時期に手術を経験。長いリハビリ生活を共に過ごし、上沢は「つらい時に一緒にいることが多かった。剛と『患部どう?』とか、しゃべることで気晴らしになった」と振り返る。
今季は3選手とも途中離脱があったものの、チームの欠かせぬ存在に。11年目にして、入団時の目標をかなえることができた。「剛が揺るぎないレギュラーになって、こっちも、うかうかしていられないな、と思いました」と上沢は言う。強い絆で結ばれた同期は、これからも切磋琢磨していく。