高校野球
クラーク山田が2度のセーフティー成功で2年連続4強入り貢献 秋季全道高校野球
▽秋季全道高校野球準々決勝 クラーク3-2北照(3日、札幌麻生)
クラーク2番・山田陽紫三塁手(1年)が、勝負どころでセーフティーバントを2度成功させ、2年連続の4強進出に貢献した。「何としても塁に出てやろうと思っていた」と、支部9番からの抜てきに結果で応えた。
まずは四回。「先頭になったら絶対に決めてやる」と、初球の内角チェンジアップを三塁線ぎりぎりへ転がし、チーム初安打。その後、味方の犠打や犠飛で先制のホームを踏んだ。さらに2―2で迎えた八回。1死二塁で再び三塁線へ。50メートル6秒17、チーム一の快足を飛ばして一、三塁と好機を拡大し、3番・新岡歩輝投手(2年)の決勝犠飛をお膳立てした。
20年独自大会Vの兄のためにも必ず聖地へ
東京都出身。兄・晴陽さん(19)も同校OBで2020年の北北海道独自大会の優勝メンバー。兄から「絶対に甲子園に行ける」と勧められ、同じ道を歩んできた。ポジションも兄と同じ三塁手。聖地には弟が連れて行く。