清宮 今オフはゴリマッチョ化だ! 昨オフのスリム化から肉体改造第2弾
減量→筋量アップでアーチ量産へ
今度は〝ゴリマッチョ〟になる! 日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が9日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主練習を行った。昨オフは約10キロ減量し、キレのある体を手に入れた。打球の飛距離を落とすこともなく、今季は自己最多の18本塁打をマーク。次なるノルマは筋量の増加だ。「上半身が弱いので強くしたい」とキッパリ。さらなる進化へ、パワーアップを狙う。
目標の30本塁打に向けて休んでいる暇はない。清宮は野村と共に屋内練習場へ姿を現した。ノックを受け、フリー打撃を行うなど、精力的に汗を流した。
今季チーム2冠となる18本塁打、55打点を記録。大砲としての才能を開花させつつある。好不調の波はあったものの、確実に前へと進んでいる。
きっかけの一つが昨オフの肉体改造だ。新庄監督と清宮自身の思惑が一致し、約10キロの減量に成功した。心配していた飛距離も、落ちるどころか「(打球速度などのデータは)全部良くなってます」と改めて効果を実感していた。
新庄監督と思惑一致「機敏に動けたら最高」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
次は筋量アップだ。8月上旬の旭川遠征では、新庄監督から直々にマッチョ化指令も下されていた。清宮も「ちょっと(体を)大きくしたいな、というのはあります」と指揮官の提案にうなずいた。
ただ、「それで動きが伴わなくなるのは嫌」。可動域を狭めないようにしながら鍛える算段だ。今は自在に自らの肉体を扱えている手応えがある。この動きやすさを失っては意味がない。「(体の)使い方が大事。プラス重さ。(理想の)動きをしっかり出せた中で、もっと大きくすることができれば」
シーズンが終了し、運動量もグッと落ちた。秋季練習が始まった頃には、減量のために昨オフ行っていた早朝散歩も再開させた。「ゴリマッチョで機敏に動けたら最高ですよね」と理想を思い描いた。
スイングスピードを上げられれば、ボールを長く見られるという利点も生まれる。飛距離が伸びるだけではなく、確実性も増すはずだ。肉体改造計画第2弾のテーマは動けるゴリマッチョ。最強スラッガーへと変貌を遂げる。