ファイターズ
万波 コンパクトでも豪快弾! 確実性求めスイング改造中
■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム5ー2日本独立リーグ野球機構選抜(10日、生目第二)
今季14本塁打も打率.203と低迷
一発回答だ。打撃フォーム改造中の万波中正外野手(22)が、決勝3ランを放った。同点の六回1死一、二塁。カウント3―1から直球を振り抜き、左中間スタンドへ運んだ。
今季は1軍で100試合に出場。本塁打14本をマークしたものの、打率は.203にとどまった。現在は確実性を高めるため、コンパクトなスイングを実践中だが、すぐに成果は表れた。大振りしなくても、十分な飛距離が出て「ちゃんと真っすぐを仕留められて良かった」と笑顔を見せた。
9月21日に登録を抹消され、2軍でシーズン終了を迎えた。最後は新庄監督から指示やアドバイスはなかったそうで「『自分で分かっているでしょ?』というメッセージじゃないかと思っています」と受け止めた。期待に応えるためには、結果を残すしかない。未完の大器は強い覚悟を携え、変わろうとしている。