根本が苫中央後輩で広島1位公表・斉藤のプロ入り心待ち
同校2人目のプロへ「うれしいです。全然知り合いがいないので」
頼れる兄貴分だ。日本ハムの根本悠楓投手(19)が苫中央高で2学年下だった斉藤優汰投手(18)のサポートを約束した。20日のプロ野球ドラフト会議で、広島が1位入札を公表した注目右腕。根本は同校2人目となる後輩のプロ入りを心待ちにしていた。
横浜、帝京など、名門校出身の選手たちが球団の垣根を越えて交流するシーンを見てきた。現状、苫中央高出身のプロ野球選手は1人だけ。寂しさを味わってきた根本は斉藤のプロ入りが濃厚になり「うれしいです。全然知り合いがいないので…。みんなあいさつに行っていますけど、僕は誰もいないですもん」と自虐的に笑った。
当時から非凡な才「球が速くて身長もあった」
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高校3年時、斉藤が野球部に入部してきた。当時から非凡な才能を感じたそうで「球は速かったです。141、2キロくらい投げていました。コントロールがあまり良くなかったイメージですけど、球が速くて身長もあったので、まとまってスピードが上がれば(プロ入りは)あるなと思いました」と振り返った。
〝直系〟の後輩誕生は目前だ。連絡先はプロ入りしたら交換する予定。悩みや相談があれば、優しく応じる構えで「僕は1年目にけがをしたので、負傷しないことが一番かな。そういうところをアドバイスできたら」と表情を緩めた。経験したからこそ、伝えられることがある。球団は違っても、大切な仲間のために協力は惜しまない。