Bリーグ
2022/10/15 22:37

レバンガ開幕5戦目で待望の今季初勝利 初先発の新助っ人マーフィーが17得点躍動

初先発したマーフィーはチーム最多の17得点を叩き出し、勝利に貢献した(撮影・浜本道夫)

■Bリーグ1部 第3節第1日 レバンガ100-77富山(15日、札幌・北海きたえーる)

 レバンガ北海道は、今季5戦目で待望の初勝利を手にした。初先発となったPFアレックス・マーフィー(29)が、206センチの高さと持ち前のスピードを生かした攻撃で富山を翻弄。課題だった守備も噛み合い、堅守からの速攻で得点を量産。富山の反撃をかわした。16日の同一カードで、2連勝を目指す。

自慢の機動力で富山を翻弄「チームにエネルギーもたらすプレー心がけた」

 チャンピオンシップ(CS)進出に向けた第1歩をようやく踏み出した。開幕4連敗で重い雰囲気が漂う中、先発に起用されたマーフィーが指揮官の期待に応えた。

 最初の攻撃で相手の反則を誘い、フリースロー2本を冷静に決めて攻撃の口火を切ると、PG橋本、SGラモスの連続3点シュートで加点。8―0とスタートダッシュに成功。その後も速攻の先頭を走るマーフィーが、チーム最多タイの17得点を挙げた。

 今季加入した助っ人だが、プレータイムが限られ、本来の力を発揮できなかった。この日は調子が上がらないPF/Cロングに代わり、先発。「チームにエネルギーをもたらすプレーを心がけた。特にリバウンドと走ること」と、持ち前の機動力で、連敗脱出への起爆剤となった。

堅守速攻で100得点 佐古HC「これを継続するだけ」

 100得点と爆発した攻撃の起点となったのが、守備だ。相手のボールを奪うスティールは今季最多の14を数え、素早い攻撃への切り替えで得点を積み上げた。富山の得点源、210センチ、138キロの巨漢Cスミスにも2人がかりで守るダブルチームで対応し、本来の仕事をさせなかった。

 今季は歯車がかみ合えば、強さを発揮するものの、好不調の波が激しいのが弱点。佐古HCは、完勝した試合を振り返り「これを継続するだけ。この勝利で良い方向に進むと信じて取り組む」とコメント。2連勝を決め、CS進出に向けた反転攻勢に打って出る。

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