投手転向2年目・姫野が150キロ超連発で1回完全投球 フェニックスL
■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム0ー8オリックス(15日、サンマリン)
3試合連続で出塁させず
150キロ超連発で完全投球! 日本ハムの姫野優也投手(25)が15日のオリックス戦でリリーフ登板し、2者連続三振を奪うなど、3人斬りの好投を見せた。このフェニックス・リーグでは3試合に投げ、いまだに1人も出塁させていない。投手転向から1年以上が経過し、本格化の兆しを見せ始めている。
貫禄すら感じさせる圧巻の投球だった。姫野は九回頭から5番手で登板すると、初球から全開。いきなりこの日最速となる154キロをマークするなど、第3打席で本塁打を放っていた来田を圧倒。空振り三振を奪った。
フォーク改良へ「三振を取るためには」
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続く池田も三振、最後は山中を右飛に仕留めた。「全体的に真っすぐでファウルを取れてカウントが整った。良かったと思います」と納得の表情を見せた。このフェニックス・リーグでは3試合に登板し、計4回1/3を無失点。打者13人と対戦し、いまだ被安打、与四死球ともに0と完璧なピッチングを披露している。
フォークの改良にも取り組む。スライダーを得意としていたが「三振を取るためにはフォークを投げなきゃ」と決意。もともと投げていた球種だが、精度を上げるためにさまざまな握りを模索。来田から三振を奪ったのがフォークだった。それでも「もうちょっと、やっぱ低めに投げないと危ないと思う」と満足はしていない。
今季はオープン戦で〝1軍初登板〟を果たしたものの、西武打線に打ち込まれてしまった。「マジで悔しかった」。片時も忘れたことはない。いろんな意見も耳に入ってくる中、「見返してやろう」という反骨心が成長を促している。チームトップクラスの剛球を武器に、今度こそ支配下に成り上がる。