上原がドラ1指名公表の二刀流・矢沢に闘志 投と足は「負けないっす」
ともに俊足で左投げと共通点
矢沢に負けない―。日本ハムの上原健太投手(28)が、ドラフト1位指名を球団が表明した日体大の矢沢宏太投手(22)に、早くも闘志を燃やした。俊足の左投手で二刀流―。共通点の多い金の卵に対し、ピッチングと足では勝っていると自負。さらなる飛躍を期した。
大きなライバルが加わるかもしれない。球団は11日、矢沢のドラフト1位指名を公表した。さらに二刀流として育成していくことも公言。現在チームでただ一人、二刀流に挑戦している上原は「(投打)両方、総合的に即戦力になり得る。とにかく負けないようにする」と力を込めた。
投手としてのプライドも「打つ方はあやしい」
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野手としての経験はまだまだ少ない。「打つ方はあやしい」と自覚しているからこそ「足は負けないっす」と自慢の脚力に自信を見せた。そして「投手として負けない」。今季は自己最多の25試合に登板(先発は11試合)して3勝、防御率3.19を記録した。プロで7シーズンを過ごしたプライドをのぞかせた。
打撃はもちろん、走塁力向上もこのフェニックス・リーグでのテーマだ。「難しいのは打球判断だったり、ベースターン。その辺は試合で慣れるしかない。足を生かすならより一層、試合経験が必要」。先発投手兼代走要員など選択肢は広がる。まずはそれぞれレベルアップを図る。