ミシャ65歳の誕生日に〝続投宣言〟 残留決めて来季構想へ
■18日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌のミハイロ・ペトロビッチ監督が来季も続投して指揮を執ることが18日、分かった。この日65歳の誕生日を迎えた指揮官は練習後に来季の構想について触れ、クラブ関係者も続投が既定路線であることを認めた。6季連続で監督を務めるのは広島、浦和に続き、自身最長タイ。まずは29日の古巣・アウェー広島戦で6年連続のJ1残留を確定させ、将来的な構想についても同時並行で進めていく。
自身最長6年目へ「来季のスタートに向けて準備」
雨がしたたる宮の沢に、うれしいニュースが飛び込んできた。練習後、ペトロビッチ監督が「オフには、来季どのようにチームをつくっていくのか、どのような戦い方をしていくのか、しっかりと来季のスタートに向けて準備していきたい」と、来季6年目の指揮を執ることが前提であるかのようなコメントを発した。
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クラブの関係者によると、まだ来季の具体的な交渉はされていないが、1年契約を結ぶことが事実上確定しているようだ。「コンサドーレの2、3年先の未来的なビジョン」は日常的なミーティングの中で話されており、「ここで終わることはないのでは」というのがクラブとしての見方だという。指揮官のこうしたコメントも、そういう信頼関係の下で発せられたということだろう。
報道陣から香水プレゼント「来年も頂けるのですかね?」
この日は来日17度目の誕生日。「また1歳、年を取っちゃったよ」と、おどけながらピッチから引き揚げてきたペトロビッチ監督。札幌では就任以来、5度目のバースデーとなる。報道陣からお気に入りの香水を贈られると、「これは来年も頂けるのですかね? プレゼントをくれるということは、来年も頑張れということだと思ってます」と、表情も緩んでいた。
残り2試合、29日の広島戦で決める
2006年に来日し、広島、浦和での就任期間と同じく、来季は自らの札幌の歴代最長も更新する6季目となる。「特に札幌は私にとって、非常に故郷を感じさせる街。この街で暮らせることを幸せに思う」。札幌でのリーグ戦過去最高成績は就任初年度となる18年の4位。今季は残留争いに巻き込まれたが、「残りの2試合、しっかりと残留を決めて、来シーズンもJ1で戦えるようにしていきたい」。まずは次戦となる29日の古巣・広島戦で残留を確定させる。