プロ野球
2022/10/19 23:10

《10・20 指名待つ道産子》③山保健太郎遊撃手(樽商大)

今年に入って打撃が開花し、プロ志望届を提出した樽商大の山保

 20日に行われるプロ野球ドラフト会議に向けた連載「指名待つ」の最終回は、今年になって打撃が開花した道産子大型スラッガー・山保健太郎遊撃手を紹介する。樽商大に所属する195センチの左打者で、今夏の甲子園に出場した山保亮太投手兼外野手の兄だ。

全国経験なし、各球団へアピール映像送付

 大学卒業後には、社会人野球のウイン北広島への加入と札幌の企業への就職が内定していたが、秋季大会終了後に知人に背中を押されて翻意。各方面に頭を下げ、わずかな可能性に懸けてプロ志望届を提出した。

 旭明成高では特進クラスに在籍。野球では一塁手として高校通算33本塁打をマークした。しかし、1年春から3年夏まで8度の旭川支部予選出場中、実に5度、代表決定戦で敗れ、無名のまま高校野球を終えた。目指していた法大のセレクションには落選。当初は勉学を優先するために、国立の樽商大に進んだ。

国立大卒2人目のプロ入りへ「1%でも可能性あるなら」

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