【ドラフト】2位富士大・金村「同級生に負けたくないと思っている」矢沢&輝星をライバル視
武器は制球力!大学3年春に完全試合達成
沖縄出身の精密機械が北の大地へやってくる。全体の13番目、ドラフト2位で指名を受けた富士大の金村尚真(22)は「(プロ入りは)小さい頃からの自分の夢ですし、大学に入学してからプロ野球だけを目指して頑張ってきた。その努力が報われて、本当に今はうれしいです」と安堵の表情を見せた。
全球種を自在に操る制球力を身に付け、評価を上げてきた。3年春にはリーグ戦で完全試合を達成。チームを背負った4年間が大きな自信となっている。「自分の中ではキツいというか、本当にプレッシャーがかかった試合がたくさんあった。そういう試合の中でもしっかり抑えてこられたと思いますし、メンタル面は一番成長したんじゃないかな」
大学4年間でメンタル面成長「プロ野球を代表する投手」に
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すでに同級生に対して闘志を燃やしている。ドラフト1位指名を目指していたからこそ「同じ大学生の矢沢。そこに負けないように。順位関係なく頑張っていきたいと思います」。〝標的〟は矢沢だけにとどまらない。「同級生に負けたくないと思っているので、自分が高校生の時のドラ1」ときっぱり。今季51試合に登板した吉田もロックオンした。
新庄ファイターズについて「すごく楽しそうに皆さん野球をやっている。自分も早くプレーしたいです」。ゴールはまだ先だ。「プロ野球を代表する投手、長く続けられる投手」の目標に向かって、まい進する。
■プロフィール
金村 尚真 (かねむら・しょうま) 2000年8月29日、沖縄県出身。右投げ右打ち。小学3年から豊見城ジュニアでプレー。岡山学芸館高では2年秋に県大会優勝。富士大では1年春から登板。直球最速は150キロ超を誇り、カットボール、スライダーなど変化球の精度も抜群。ゲームメーク能力も高い。即戦力として1年目から先発ローテーション入りする可能性もある。176センチ、83キロ。