プロ野球
【ドラフト】広島1位 苫中央高・斉藤 プロで対戦したいのは…村神様を三振斬りだ!
北海道関係では史上初めて2球団から1位指名を受けた。広島は公表通り、苫中央高の最速151キロ右腕・斉藤優汰(3年)を指名。道内の高校在学中の1位指名となると2006、07年の分離ドラフトを除き、1987年に大洋から指名された盛田幸妃投手(函有斗)以来、35年ぶり3人目となった。
高校の先輩 日本ハム根本と「日本シリーズで投げ合いたい」
斉藤が広島の真っ赤なユニホームを着て5度、宙を舞った。2年前、苫中央高から日本ハムに指名された根本の胴上げのときは輪の端の方にいた1年生が、今度はその中心にいた。「一日でも早く1軍に上がりたい。2年目から1軍で。根本さんも1軍が早かった。いつか日本シリーズで投げ合いたい」と、尊敬する先輩の背中を追いかける。
プロで対戦したい打者には、球界を代表するヤクルト・村上の名を挙げた。「今一番良い打者。三振が取れたら理想。でもあまり打ち取るイメージが湧かない…」と苦笑いを浮かべた。
さらに、道産子の高校生投手が斉藤を含めてセ・リーグに4人集まった。これまで公式戦での対戦はないが、互いにその存在は認めるところ。「知っている人たちが同じリーグにいてくれてうれしい」と、球界を盛り上げる存在になることを目指す。