最速１４８キロ、６つの球種操る変則サイド右腕

　地元・東北の球団から指名を受けた福島県出身の伊藤茉央投手は、「楽天は地域全体から愛されているイメージ」と笑みがこぼれた。憧れは北海道からプロへ巣立ち、チームの顔となった田中将大だ。「自信を持って（打者に）立ち向かいたい」と意気込む。変則の横手投げ右腕として東農大網走で４季連続Ｖに貢献した。最速１４８キロの直球、スライダー、カーブ、シンカーなど６つの球種を操る右腕はプロの世界でも主役を目指す。

■プロフィール

　伊藤 茉央 （いとう・まお） ２０００年１１月１９日、福島県喜多方市生まれ。喜多方・塩川小３年時に塩川ブルーファイヤーズで野球を始め、塩川中では軟式野球部に所属。喜多方高では福島県大会３回戦敗退。東農大網走では１年時からマウンドに立ち全国大会を経験。球種はカーブ、スライダー、シンカー。１７６センチ、８０キロ。右投げ左打ち。家族は両親と兄。