ファイターズ
【ドラフト】6位日本製紙石巻・宮内「信じられない。この年齢で…」遅咲き右腕が夢つかむ
最速152キロのサイドスロー
大卒で社会人4年目の26歳がついに夢をつかんだ。球団の支配下選手で最後に名前を呼ばれた宮内春輝投手は「信じられない。この年齢で指名されることがあるんだ」と感慨に浸った。
右横手から繰り出す浮き上がるような直球が最大の武器だ。この春から比べると球速は6キロアップ。最速を152キロとした。変化球を交える投球の幅も広がった。
所属先ではリリーフエースを務め、プロでもブルペンに厚みを増す存在として期待されそうだ。自身もそのつもりでいる。「自分が出ていったら勝ちを確信させられるような投手になりたい」と次なるステージへの決意を語った。
待ち望んでいた声がかかった。あとはマウンドで結果を出すだけ。オールドルーキーの挑戦が始まる。
■プロフィール
宮内 春輝 (みやうち・はるき) 1996年5月25日、千葉県出身。右投げ右打ち。変則の右サイドスローで中継ぎの適性を持つ即戦力。140キロ台後半の直球に独特の軌道を描くシンカー、スライダーカットボールを織り交ぜる。明星大から入社後、すぐに頭角を現し、補強選手として都市対抗野球に出場。社会人日本代表候補に選ばれるなど成長一途。ブルペン陣に厚みを増す存在として期待は大きい。176センチ、75キロ。