プロ野球
2022/10/21 22:15

黒田さんのような〝男気エース〟目指す 広島がドラ1右腕・斉藤に指名あいさつ 

広島・新井新監督(左)と2ショットの斉藤。期待のドラ1はキャンプでもまれる前に、肩をもまれ表情も恐縮気味(撮影・西川薫)

 未来の黒田だ!  20日のプロ野球ドラフト会議で広島から1位指名された、苫中央高の最速151キロ右腕・斉藤優汰投手が21日、同校で広島・新井貴浩新監督(45)から指名あいさつを受けた。新指揮官からは、数年後のエース、さらには日の丸、そして最終的には元広島で活躍した黒田博樹投手(47)のような〝男気エース〟への成長を期待された。

新井新監督も大興奮「いずれはカープのエースに」

 最大級の評価だ。新井監督は、自身初めて1位指名した〝金の卵〟の元へ早速あいさつに訪れた。「いまもいい体をしているけど、絶対にもっと体も大きくなる。馬力という点では、黒田さんと共通しますね」と、永久欠番にもなった広島のレジェンドの姿にダブらせた。

 運命の日から一夜。知人などからの連絡は60件ほど。その夜は午前2時ころまで寝付けなかったという。学校正面で新井監督を出迎えた斉藤は「焦らなくていいと。いずれはカープのエースにと声をかけてもらった。体づくりからしっかりとやっていきたい」と、あらためて決意。新井監督からドラフト当日のIDカードを手渡されると「家宝にします」と、この日一番の笑みを浮かべた。

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