ドラ4サイド右腕・安西「自分の色、特長出す」目指す姿は元G・斎藤雅樹
プロ野球ドラフト会議で日本ハムから4位で指名された常葉大菊川高の安西叶翔投手(17)が25日、指名あいさつを受けた。希少なサイド気味の150キロ右腕。球団は巨人の黄金期を支えた斎藤雅樹氏(57)と重ね合わせ、先発完投型の活躍を強く願った。
熊崎スカウト「パワーピッチャーだけど器用」先発完投型として太鼓判
学生服に身を包んだ186センチ、86キロの安西は緊張感を漂わせ、指名あいさつに臨んだ。サイド気味の変則フォームと球威が武器。改めてスカウトから高い評価を伝えられ「プロの中でもほとんどいないフォームだと思うので、自分の色、特長をしっかり出していければ」と決意表明した。
熊崎スカウト「高校生としては完成度が高い」
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新庄監督のメッセージスタンプが押された色紙や新球場が描かれたタペストリーなどがプレゼントされた。
担当の熊崎スカウトは「高校生としては完成度が高いし、どこまでも伸びる素材。自分で限界をつくらず、メジャーに行くくらいのつもりで(取り組んでほしい)。新球場で一刻も早く投げてもらいたい」とエール。将来像として、11試合連続完投勝利の日本記録を持つ斎藤氏を引き合いに出し「腕の高さはスリークオーターに近い。球種が多く、パワーピッチャーだけど器用。先発ができる」と太鼓判を押した。
まだまだ成長過程の安西。ドラフト以降、プロ入りの実感は日増しに湧いてきて「早く1軍に上がって1軍の舞台で投げられるようにしたい」と目を輝かせた。平成の大エースと呼ばれた大先輩のように近い将来、令和を代表する投手になる。