ファイターズ
新庄監督「経験を全て捨ててもらわないと」新加入・江越に熱血個人指導!
日本ハムは25日、みやざきフェニックス・リーグが開催されたサンマリンスタジアムで、阪神からトレードで加入した江越大賀外野手(29)と斎藤友貴哉投手(27)の入団会見を行った。会見に同席した新庄剛志監督(50)は早速、試合前後に行われた練習で江越に打撃を直接指導。斎藤のブルペン投球を見守った。2人は26日、同リーグのソフトバンク戦(ひむか)で新天地デビューする予定だ。
身ぶり手ぶりを交えてアドバイス
試合後の居残り特打で、新庄監督による熱血指導がスタートした。身ぶり手ぶりを交えて約1時間。熱を帯びたアドバイスに、江越は真剣な表情で耳を傾けた。
大きな期待を寄せられている。俊足強肩が持ち味で、指揮官自ら獲得を熱望。「野球をやってきた経験を全て捨ててもらわないといけない」と、自身の現役時代に似ていると評判の江越を付きっきりで面倒を見ることを明かしていた。
珍指令「ホームランを打ったら罰金」
この日、新庄監督は「ショートゴロ、セカンドゴロを打ちなさい」と声を掛け、バットを短く持つよう指示。強く振ることではなく「芯に当てる打ち方をやっている。ホームランを打ったら罰金」と、打撃ケージの裏から熱視線を送った。
江越は「強く振っていないので物足りなさはあるんですけど、結果が出ると信じてやりたいと思います」。25日のオリックス戦はベンチ入りしながら出番がなかったが、26日のソフトバンク戦は新天地デビューする予定。「セカンドゴロ、ショートゴロを打てるように」と鼻息が荒い。
入団会見では、新庄監督から希望の打順とポジションを問われ「1番・センター」と宣言。「守備と足では絶対、誰にも負けないつもり。自分のいま持っている力を全部出して、もっともっと成長したいです」と言葉に力を込めた。