理想は新庄監督「動きが軽く、しなやか」

　〝走れる捕手〟でレギュラー獲りだ。高卒４年目の田宮裕涼捕手（２２）が２６日、鎌ケ谷で秋季練習に参加し、来季の目標に「１０盗塁」を掲げた。今季はキャリアハイの１４試合に出場したが、盗塁は０。打力と守備力の向上を前提にしつつ「僕は走れるのが強み。来年は走ってチームに貢献できれば」と力を込めた。

　理想は新庄監督だ。「今年一緒に外野の練習をさせてもらって、良い経験になった。全体的にすごくかっこいい。動きが軽く、しなやかで速い」と感銘を受けた。「（捕手は）ずっとしゃがんでいるので、（足が）動かなくなってくる」と、今秋は意識的に短距離ダッシュを増やし、脚力強化に取り組んでいる。

　足が速い捕手は、球界を見渡しても貴重な存在。新球場で定位置をつかむため、自分だけの武器に磨きをかける。