■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム１－２ソフトバンク（２６日、ひむか）

　阪神からトレードで加入した江越大賀外野手（２９）が２６日、みやざきフェニックス・リーグのソフトバンク戦（ひむか）で移籍後初実戦に臨んだ。「１番・ＤＨ」で先発出場し、４打数１安打。前日に指導した指揮官の期待に応えた。

指揮官〝大化け〟予告「次が左中間、右中間、距離は伸びていく」

　直接指導の成果が出た。プレーボール直後、江越が相手先発・大竹の初球スライダーを捉えて中前打。前日２５日に新庄監督から軽打で芯に当てるよう助言を受けており、「練習でやった通りにやろうと思った。良かったです」と、はにかんだ。

　これには指揮官も「最高ですよ。あの初球、センター前。あれが理想」と満足げ。「まずは第一段階。だんだんだんだんコツをつかんで、次が左中間、右中間、距離が伸びていくから。まあ、見ておいて下さい」と〝大化け〟を予告した。

　強肩俊足が持ち味。一回には失敗したものの、果敢に盗塁を仕掛けた。２７日の阪神戦では守備に就く可能性もある。大きな期待をかけられている２９歳は「チームになじめるように、楽しんでやります」と言葉に力を込めた。