DF岡村 勝利で残留決める! 29日広島戦で攻めのプレー誓う
■27日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は、29日のアウェー広島戦(エディオンスタジアム広島)に向けて軽めの調整を行った。今季キャリハイとなるJ1リーグ19試合で先発するDF岡村大八(25)は、ここ2試合続いたJ1残留足踏みに守備の要として責任を感じている。次は引き分け以上、負けても他会場の結果次第で決まるが、勇気を持って攻撃的な姿勢を貫き、勝利での残留確定を誓った。
引き分け以上でJ1残留確定
広島戦で欲しいのは、残留に必要な勝ち点1。だが、それだけでは盛り上がりに欠ける。守備の大黒柱に成長した岡村は、「広島はディフェンスが堅い。そういうクラブに対して、引き分けじゃなくて勝利を狙っていきたい」と言い切った。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
移籍2季目の今季、大きく飛躍した。昨季のリーグ戦先発出場は4試合。今季は19試合に先発。直近9試合は連続フル出場だ。だが「パフォーマンスはシーズン最初の方が良かった。終盤は残留争いだとか、自分のポジションの確立だとか、保守的というか、あまりチャレンジしないプレーが多かった」と、攻撃的な持ち味がなりを潜めた。
三上GM「選手として一歩上に行くには、挑戦しなければ」
今月12日の浦和戦後、三上取締役GMから「おまえが選手として一歩上に行くには、そういうところに挑戦しなければ」と声を掛けられた。岡村も「勇気を持ってボールを前に運んだり、ボランチに入ってさばいたりすることが求められている」とねじを巻き直した。
三度目の正直だ。勝てば残留が決まった8日のホーム福岡戦から、2戦連続で先制しながら勝てなかった。次戦は天皇杯準優勝、ルヴァン杯初優勝と勢いに乗っている広島だが、岡村に臆する素振りは一切ない。「おそらくナッシムが出てくる。まずは仕事をさせない。キープもさせないし、得点もやらない」ときっぱり。背番号50が最終ラインの真ん中で体を張り続ける。
◆J1残留条件
現在、勝ち点39で12位の札幌は、広島戦に引き分け以上で自力での残留が決まる。負けた場合は他会場の結果次第。14~17位の京都、福岡、G大阪、清水の4クラブの試合のうち、2クラブが引き分け以下か、1クラブのみだった場合も13位・湘南が負ければ残留が確定する。