ドラ2金村〝似ている〟伊藤大海と対面熱望 指名あいさつで活躍誓う
日本ハムがドラフト2位で指名した富士大の金村尚真投手(22)が27日、同大で指名あいさつを受けた。担当の白井康勝スカウト(53)は質の高い直球と四隅を突く制球力を高く評価し、伊藤大海投手(25)に似たタイプと紹介。期待を背負う即戦力右腕は、お手本となる先輩との対面、対話を熱望した。
体つき、ゲームメーク能力、完成度がそっくり
176センチ、83キロで体つきは伊藤とほぼ同じ。球団から、改めて高い評価を伝えられた金村は「日本ハムを代表する投手に似ていると言われてうれしい。もちろん、そういう選手になりたいですけど、自分の良さを発揮して、いずれは負けないように頑張っていきたい」と意欲をたぎらせた。
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小さなテークバックから、キレのある直球を投げ込む。カーブ、スライダー、カットボールなど6種類の変化球を操る。大学1年から成長を見てきた白井スカウトによると、フォームは異なるが、ゲームメーク能力、完成度の高さは伊藤をほうふつとさせるという。
大渕スカウト部長も「左右の打者に対してしっかりインコースを突ける」と指摘した。普段の穏やかな口調とは対照的に、マウンド上では平然と強気な攻めができる。度胸満点の投球スタイルも共通点だ。
富士大では先発を任され、リーグ戦通算25勝を挙げた。3年春には完全試合も達成している。ただ、プロでは持ち場にこだわらない。首脳陣から求められた役割を全うするつもりだ。
先発、救援をこなす先輩右腕に「どう気持ちを切り替えているか聞きたい」
伊藤は先発を主戦場にしながら、侍ジャパンを含めて救援でも実績を残している。金村は準備や心構えについて関心があり「先発だけでなく、中継ぎや抑えもやっている。どう気持ちを切り替えているのか、聞きたい」と、教えを請うチャンスを心待ちにしている。
ドラフト前に映像を見た新庄監督が「良い投手だね、縁があれば」と認めていた右腕。背番号17を付ける先輩を見習い、1年目から大きく羽ばたく。