FW興梠 残留弾決める! 29日広島戦で勝ち点3狙う
■28日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
今度こそ決める! 北海道コンサドーレ札幌は、29日のアウェー広島戦へ向けて、ミニゲームなどで最終調整した。3トップの中央でプレーしたFW興梠慎三(36)の2試合ぶり先発が濃厚。12日の浦和戦を契約の関係で欠場し、3週間ぶりのリーグ戦。引き分け以上ならば自力でのJ1残留が決まる一戦へ、あくまで勝ち点3にこだわり、自らのゴールで勝利に導く。
「引き分け狙いでいくつもりはない。勝ちにいきたい」
ベテランが、残留争いに終止符を打つ。興梠は「相手もタイトルをひとつとって、勢いに乗っているチーム。そう簡単に勝てるチームではないので、チームの規律、ハードワークをやっていく。引き分けで残留するかもしれないですけど、引き分け狙いでいくつもりはないし、勝ちにいきたい」と、静かに闘志を燃やす。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今年4月、痛めていた右膝内側半月板を手術。復帰戦となった6月18日のアウェー・川崎戦以降は、15試合連続出場が続いていたが、前節はレンタル元の浦和との契約上、出場することができなかった。「ちょっと試合から離れていたんで、100%じゃないかもしれませんが、自分のやれるところをやっていきたい」と、前を向く。
今季は2月の第2節ホーム・広島戦で初ゴール。10月1日のホーム川崎戦では、25年ぶりの天敵撃破に貢献するPKを決めるなど、ここまで4得点。歴代単独2位となるJ1通算162得点をマークしている。
相性良いEスタでゴールだ!
さらにEスタでは、J1リーグ戦で2014年から昨季までの8シーズンで5得点。「割と決めてるのかなという感じ。もちろん、自分がゴールを決めて、勝利に貢献できればいいですけど、誰が決めてもいい」。嗅覚鋭いストライカーが、勝ち点3をもぎ取り、北海道に来季のJ1切符を持ち帰る。
◆J1残留条件
現在、勝ち点39で12位の札幌は、広島戦に引き分け以上で自力での残留が決まる。負けた場合は他会場の結果次第。14~17位の京都、福岡、G大阪、清水の4クラブの試合のうち、2クラブが引き分け以下か、1クラブのみだった場合も13位・湘南が負ければ残留が確定する。