ファイターズ
伊藤大海のWBC守護神あるぞ! タイブレーク練習で登板
■日本代表強化試合 日本8-4巨人(6日、東京ドーム)
強化試合後に延長想定練習
野球日本代表「侍ジャパン」に選出されている伊藤大海投手(25)が6日、巨人との強化試合(東京ドーム)後に行われたタイブレークを想定した練習に登板。来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を見据えた大事なマウンドを託されたが、無死二塁から2点を失った。次戦は札幌ドームで開催される9、10日のオーストラリア戦。鹿部町出身の道産子右腕が、故郷でこの悔しさを晴らす。
唇かみしめ「全然だめでした」
グッと唇をかみしめ、悔しさをあらわにした。1イニングの試合形式で実施されたタイブレーク。重要なマウンドを託された伊藤だったが、思うような投球を披露できなかった。
先攻の味方が4点を入れ、無死二塁と走者を背負っての登板。「全然だめでした。やっぱりランナーがいる中での入りなので、いつもとは違った入り方というか、そういう難しさはもちろんありました」と反省を口にした。
先頭の保科に初球を捉えられて左前打を浴び、続く北村には左前適時打を許した。「よーいドンでクイックで1球目から強いボールを投げる難しさがありました」。わずか4球で1点を失った。
粘着性の強いメジャーのロジンバッグに対応するため、代名詞の「追いロジン」をしながらの投球。三塁・村上の悪送球が絡んで無死一、三塁から、左犠飛を許して2点目を献上。その後は香月を遊ゴロに仕留めリードを守ったものの、表情は冴えなかった。