夏季スポーツ
2022/11/11 23:35

札北斗女子全道8強 序盤主導権握られるも高橋が奮起27得点 ウインターカップ道予選

ゴール下で得点を重ねる札北斗の森(中央)

■全国高校バスケットボール選手権道予選第1日( 11日、室蘭・栗林商会アリーナほか)

▽2回戦 札北斗69―51東海大札幌高

 男女の1、2回戦が行われ、ベスト8が出揃った。女子は、道予選14年ぶりのベスト4進出と初の全国出場を狙う札北斗が、2回戦で東海大札幌高に69―51で競り勝った。チームNO・1スコアラーのPF森通衣(3年)がファウルトラブルに見舞われたものの、SF高橋まつり(3年)が27得点を挙げるなど勝利をたぐり寄せた。

高橋「いつも森に頼ってばかりなのできょうは自分が」

 札北斗が粘る東海大札幌高を振り切り、3回戦に駒を進めた。序盤はタイトにプレッシャーをかけてくる相手の守備にペースを乱し、リードを許す展開だった。さらには得点源の森が3ファウルでベンチに下がるなど、主導権を握られた。

 この危機を救ったのがこの日チーム最多得点の高橋。「いつも(森に)頼ってばかりなので、きょうは自分がやらないと」と奮起。ミドルシュートやインサイドへのドライブなどでチームをけん引した。後半はコートに戻った森もゴール下で得点を重ね、引き離した。

 6月の全道はベスト8で敗退。悔しさから3年生3人が全国への切符を目指してチームに残った。1日200本の3点シュート練習を課してきた主将のSG加藤咲空(3年)は「引退後も練習をサポートしてくれた(3年生の)仲間のためにも」と、まずは全道4強入りを誓った。

 12日は決勝リーグ進出を懸けて夏に全道3位だった札東商と戦う。2回戦は不完全燃焼だったという森は、「自分から立ち向かう気持ちでプレーしたい」。強豪相手に金星を狙う。

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