BTOPサンクくりやま 黒星発進でJFL昇格に暗雲 全国地域サッカーCL
■全国地域サッカーチャンピオンズリーグ第1日(11日、群馬・アースケア敷島サッカー・ラグビー場ほか)
▽Aグループ BTOP1-2FC延岡
今年の道リーグ覇者・BTOPサンクくりやまが、JFL昇格を懸けて1次ラウンド初戦に臨んだが、FC延岡AGATA(宮崎)に1―2で敗れた。目標である「創設4年目でのJ1昇格」に向け、残り2戦での巻き返しを狙う。
FW上米良が反撃弾も一歩及ばず
目標のためには今大会でのJFL昇格が必要となる。その重圧があったのか、BTOPはボールを保持しながら攻めたがなかなか崩せず。逆に先に2点奪われ、苦しい展開となってしまった。
反撃ののろしを上げたのは後半35分。今季途中加入でリーグ8戦6得点を記録したFW上米良(かんめら)柊人(26)が、左サイドを突破したFW吉行豊輝(22)のクロスに合わせ1点返す。「GKとDFの間にパスが来たので詰めるだけだった」。その後も攻勢を仕掛けたが、同44分にはMF本塚聖也主将(25)が2枚目の警告で退場。そのまま試合が終了し、黒星スタートとなった。
逆襲へ、西野監督「残り2戦をしっかり勝ちたい」
西野虎太郎監督(25)は「反省点を次につなげ、残り2戦をしっかり勝ちたい」と気持ちを切り替え、上米良も「残り試合を勝利するしか道はない。勝つことだけに重点を置いてあすの試合に臨みたい」と前を向いた。
1次ラウンドは3日間で3試合を行う〝地獄のリーグ〟と称される過密日程。2戦目は主将が出場停止の中で東海リーグ覇者との戦いになるが、目標達成のために勝利で道を切り開くしかない。
◆JFL昇格条件
全国9地域の最上位リーグ優勝チームと全国社会人選手権ベスト4以上でJFL参入を目指す上位3チームの12チームが参加。1次ラウンドは3組に分かれてリーグ戦。各組1位と最も成績が良い2位の計4チームが決勝ラウンド進出。リーグ戦を行い、上位2チームがJFLへ昇格する。