BTOPくりやまJFL昇格逃す ラストプレーで決勝点許す
■全国地域サッカーチャンピオンズリーグ 第2日(12日、群馬・アースケア敷島サッカー・ラグビー場ほか)
▽BTOPサンクくりやま1ー2FC刈谷
目標の「創設4年目でのJ1」ならず
「創設4年目でのJ1」を目指し、今大会でJFL昇格を狙っていた道リーグの覇者・BTOPサンクくりやまが、1次ラウンド第2戦でFC刈谷(愛知)に1―2で敗れた。前半に先制したが、1―1の後半ロスタイム5分に逆転を許した。これで2戦2敗。決勝ラウンドへ進めるグループ2位以上の可能性がなくなり、敗退が決まってしまった。
後半ロスタイムにがら空きのゴールへ…
表示されていた後半ロスタイム4分に得たCK。引き分けでも1次ラウンド突破の可能性はわずかに残っていたが勝利を懸け、GK佐藤隼(25)がゴール前に上がった。
しかし、そのCKはクリアされ、ボールは相手選手へ渡った。表示時間は過ぎていたが、無情にもがら空きのゴールへ押し込まれた。掲げていた〝最速昇格〟の目標が打ち砕かれた瞬間だった。
前半35分にはFW枝本雄一郎(34)のスルーパスにFW轡田葵左(くつわだ・きさ、27)が反応。「DFラインを破れると思って、走り込んだところに枝本からパスが出てきた」と、そのまま冷静に相手GKを交わし、先制ゴールを挙げた。
DF川里の一発退場響く
後半26分に同点に追いつかれると、同39分にはDF川里光太郎(34)が相手の決定機をファウルで止めて一発退場。流れを引き戻せないまま、ロスタイムの悲劇を招いた。西野虎太郎監督(25)は悔しさをかみ殺し「僕の責任」と語った。
1次ラウンドはまだあと1試合ある。前日の退場で出場停止となっていたMF本塚聖也主将(25)は「この先、チームが成長していく上で勝つことが大事」と最後まで闘志を見せる。西野監督も「また改めて、前に進んでいかなければ」。来年またこの舞台に戻ってくるための戦いは、次の栃木シティ戦から始まる。