清宮 新球場で30発打つ! 師匠・柳田からのノルマ達成で来年こそギータ賞獲るぞ
右中間狭い新球場は左の長距離砲有利 チャンスは「大いにある」
来年こそ30発でギータ賞だ! 日本ハムの清宮幸太郎内野手(23)が15日、沖縄・国頭で行われている秋季キャンプで、今オフもソフトバンクの柳田悠岐外野手(34)と合同自主トレを行うことを明かした。今年1月に初参加し、先輩スラッガーがギータ賞を設定。「30本塁打か打率.310」が条件だったが、達成できなかった。札幌ドームより狭い新球場が本拠地となる来季、リベンジを狙う。
今季終了後自ら依頼 オフは再び柳田塾に入門だ
やり残した宿題がある。今季、キャリアハイの18本塁打を放ったが、「30本」がノルマだったギータ賞には届かなかった。世話になった柳田の期待に応えられなかった清宮は、悔しそうな表情を浮かべながら「また、今年も(ギータ賞を)お願いします。(賞品が)何かは分からないんですけど、出るみたいなので頑張ります」と来季こそ“初受賞”することを誓った。
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
今年1月、佐賀・嬉野で行われた合同自主トレに初参加。球界を代表する打者の野球に対する考え方や、練習に取り組む姿勢に感銘を受けた。「あれだけのバッターと間近で(練習を)やれる貴重さがある。あとは雰囲気が良くて。今年もついて行きたい」。今季終了後に自ら依頼して快諾をもらい、再び柳田塾に入門する。
来季、30本塁打に到達する可能性は十分にある。その証拠に、新庄監督は「(清宮の打球が)今年1年間で(外野)フェンスに直撃した本数が12か13本。それをプラスすると30本以上という計算」と説明した。
右中間が狭く設計された新球場がホームとなる。引っ張る場合には左の長距離砲に有利だ。清宮は「(チャンスは)大いにあると思う。去年以上のバッティングができれば」とさらなる高みを見据えた。
秋季キャンプは16日が最終日。15日は実戦形式のフリー打撃で右中間へ二塁打を放ち、全体練習後には指揮官が見守る前でみっちり特打を行った。「きつかったです」と本音もこぼれたが、「(打撃練習では)僕は疲れると、下半身の粘りがなくなってきてしまう。そこを意識してやっていました」。表情には充実感がにじんでいた。
プロで5年を過ごした。一歩ずつでも確実に成長を続けてきた。勝負の6年目へ向け「新球場1年目。どんなシーズンになるか、今はワクワクしかない。活躍するためにはオフが大事」と力を込めた。師匠・柳田が驚くほどのパフォーマンスでギータ賞を手に入れてみせる。