ファイターズ
根本 先発ローテ定着目指す 参考はオリックスで日本一貢献の左腕・宮城
直球の精度、クイック向上テーマにプルペンで100球以上
今季3勝を挙げた高卒2年目左腕の根本悠楓(19)は先発ローテーション定着を目指し、秋のキャンプを過ごしてきた。15日は直球の精度やクイックの向上をテーマにブルペンで100球以上、投げ込んだ。入団当初から意識する投手は、一貫してオリックスの宮城。日本一にも貢献した左腕を見習い、飛躍を遂げる。
身長171センチの宮城に対し、根本は173センチ。伸びのある直球を軸にスライダー、カーブ、チェンジアップを有効活用する投球スタイルは似ていて「いつか、ああいう舞台(日本シリーズ)で投げたいですし、すごく参考になる。ストレートも強いし、自分より何段階も上」と敬意を表す。
中6日の登板に備え、体力強化も同時に進めている。「ローテーションを1年間守って投げきりたい」。来年3月で20歳になる道産子は、目の前のハードルを地道に跳び越えていく。