ファイターズ
バ-ヘイゲンGReeeeNの「道」効果てきめん!?好投6回1失点
■日本ハム2-1西武(2日、札幌ドーム)
最後は思い切り腕を振った。1―1の六回2死二、三塁。バーヘイゲンは代打・川越を三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。勝敗は付かなかったが、6回1失点の好投で連敗ストップに大きく貢献。「全球種を交えながら投球することができた。あのピンチで1点に抑えられたのは良かった」と安堵の表情を見せた。
試合開始直前、いつもと違う登場曲が流れた。この日、先発した助っ人右腕はGReeeeNの「道」に乗って、マウンドに上がった。前回登板時にある約束をしていた。課題としているスライダーの平均球速が目標に届かなかった場合、井出通訳に選曲してもらう“縛り”があったという。
井出通訳は「歌詞を見ても応援ソングにもなっている。一人の外国人選手として家族もいない中で日本に来てやっているので、思い通りにいかない時もあったと思います。歌詞にすごい合っているんじゃないかなと思って、僕なりに選びました」と、思いやりの詰まった選曲だった。
新型コロナの影響で、来日後は難しい調整を強いられたが、昨季見せた頼もしさを取り戻しつつある。(十島功)