夏季スポーツ
女子・釧明輝が6人で初戦突破 コロナ学級閉鎖で5人欠く 春高バレー道予選
■全日本バレーボール高校選手権道代表決定戦第1日(16日、札幌・北海きたえーる)
▽女子1回戦 釧明輝2-0富良野
男女の1回戦が行われた。女子では10年ぶり4度目の出場となった釧明輝が、富良野に2―0のストレート勝ち。学級閉鎖の影響でメンバー5人を欠いたが、逆境をはねのけて2回戦進出を決めた。
10年ぶりの道大会を目前に控えた14日、釧明輝に激震が走った。新型コロナウイルスの影響で学級閉鎖となったクラスが出たため、11人の部員のうちレギュラー2人を含む5人が1回戦に参加できない状況に陥った。
1時間の練習で対策を検討
主将の金子彩夏(2年)は、突然降りかかった緊急事態に激しく動揺した。大会前最後の練習となった14日、約1時間の練習で対策を検討。本職不在となったレフトにはライトの竹内楓弥音(かやね・2年)とセンターの近藤心美(1年)が入るスクランブル態勢に。しかし、試合ではその2人が得点を稼ぎ、チームを勝利へと導いた。
10年ぶり1勝ともなった松野清佳監督(59)は「普段とポジションが違い、ドタバタしそうだったので、とにかく声を掛け合っていこう」と動揺する選手をまとめ、選手も〝急場〟をしのいでみせた。
残りのメンバー合流へ「1日でも長く勝ち残りたい」
この日欠場した部員たちが、大会中にチームに合流できるかは未定。金子主将は「残りのメンバーにも来てほしいので、1日でも長く勝ち残りたい」と、仲間のために戦い抜くことを誓った。