高校野球
大金星任せろ!20日クラーク初戦の相手は大阪桐蔭 明治神宮野球大会
エース新岡が全国初マウンド 昨季は遊撃「経験生かしたい」
大金星ゲットだ! 明治神宮野球大会高校の部に、2年連続出場のクラークは20日の2回戦で、優勝候補の大阪桐蔭と初対戦する。秋季全道決勝以来の公式戦登板となるエースで主将の新岡歩輝投手(2年)が、都内で行われた練習後にオンラインで取材に応じ、大阪桐蔭を下して同校初の全国1勝を誓った。
新岡が初の全国マウンドに上がる。この日はブルペンで約30球。相手は1回戦で9人中6人の左打者が並び17安打9得点。強力打線に対し「調子は悪くない。去年はショートだったけど、今年はマウンド。経験を生かしていきたい。外角へのチェンジアップやシンカー、インコースをズバっと。まずは全国1勝を大事にしていきます」。失うモノは何もない。真っ向勝負で最強打線に立ち向かう。
バットでもチームけん引「後ろにつないでいきたい」
2連覇を果たした秋季全道後、初の公式戦。右斜め上から横手まで変幻自在の千手観音投法で、支部予選から全道決勝までほぼ1人で投げきり、7試合48イニングで自責点は決勝の北海戦の1点のみ。防御率は驚異の0.187をマークした。決勝後、約1週間のノースロー調整で疲れを抜き、練習試合には2試合に登板して照準を合わせてきた。
昨年は投手兼遊撃手として「3番・遊撃」で先発し、4打数1安打。新チームでも主軸を任される。投手陣もプロ注目の前田投手ら猛者揃い。「点数を取るために、後ろにつないでいきたい」と、バットでもチームをけん引する。創部9年目。2年連続出場が濃厚な来春の選抜甲子園出場を前に、この秋は歴史に名を刻むジャイアントキリングを成し遂げる。