■Ｖリーグ男子２部（19日、北ガスアリーナ札幌４６ほか）

▽サフィルヴァ３－０兵庫デルフィーノ

攻撃バレー爆発　上杉監督「調子に乗ったら手が付けられないタイプ」

　ホーム開幕戦となったサフィルヴァ北海道はジェイレン・ペンローズ（２７）の強打とサーブが爆発するなど新戦力が活躍し、３－０のストレートで兵庫デルフィーノを破り、通算2勝1敗とした。20日は埼玉アザレアと対戦する。

　陽気なアメリカンがホームの応援を背に躍動した。チーム最長身となる２０７センチのペンローズは高い打点からのスパイクで１３点、サービスエースで３点を挙げるなど最多の１７得点を叩き出した。「個人的なミスもあったので修正したいけど、高さを生かした攻撃は良かった」と振り返った。

　この日は身上とする攻撃バレーが爆発し、サーブで崩し攻撃につなげるスタイルで相手を寄せ付けなかった。その中心となった新外国人を上杉監督は「チームを盛り上げてくれますし、粗削りでミスもあるけど、調子に乗ったら手が付けられないタイプ。今日は安定していたと思います」と評価した。セッターの谷越陽介は「これだけ長身の選手に上げるのは初めてで、とにかく高いトスを意識して、彼のスタイルに合わせたい」と高さを最大限に生かすつもりだ。

陳、郡ら新戦力も持ち味発揮「Ｖ２の全チームに勝てる力はある」

　そのほか陳建禎（３３）が１３点、２セット目までの出場だった郡浩也（２６）も１０点と新戦力が力を発揮し、新生サフィルヴァをホームで初披露した。

　「単純に攻撃力は去年の２倍はありますし、Ｖ2の全チームに勝てる力はある。あとは自分たちのミスで崩れる面があるので、そういう時にいかにチーム全員で補い合えるかだと思います」と指揮官は新戦力を含めた今季のチームに自信を見せた。

　そして頼れる助っ人がさらに調子に乗れば、連勝は難しくないはずだ。「応援されるとドンドン乗っていけるタイプ。明日（２０日）ももっともっと応援よろしくお願いします」とペンローズは埼玉戦での活躍を誓った。