ファイターズ
野村 目指すは内川氏 アベレージ型4番へ「いいお手本です」
セ・パ両リーグで首位打者獲得、稀代のヒットメーカー
目指すは右のヒットメーカーだ―。千葉・鎌ケ谷での秋季練習に励む日本ハムの野村佑希内野手(22)が20日、理想とする打者に今季限りでNPBを引退した内川聖一氏(40)の名前を挙げた。セ・パ両リーグで首位打者と最多安打のタイトルを獲得した好打者のように、来季は安打量産に重きを置いてチームに白星をもたらす。
猛者たちを相手に戦ってきたからこそ、自分の立ち位置を明確にすることができた。中軸として期待されている野村は、長打力よりもバットコントロールを優先し、チームの勝利に貢献するつもりだ。
今季6本塁打…自らの立ち位置を再確認
今季はロングヒットを求めて臨んだが、負傷の影響などもあり、本塁打は昨季の7本にも及ばず6本にとどまった。「もちろん長打を打てることに越したことはない」と前置きした上で「そこでタイトルを争うとなると…。いざ、ホームランバッターを目の前にした時に自分と違うものをいろいろと感じた」と振り返った。
周囲と自らを比べ、優位に立てる部分はどこかを考え直した。「僕はフォアボールが取れない。先にどんどん打っちゃうので。逆に捉えれば、打率が上がるってことは、人より多くヒットを打っているということ。そういうところが長所」との答えにたどり着いた。