Bリーグ
2022/11/20 23:10

レバンガ ミスからの失点続き京都に2連敗 ラモスが痛恨の負傷退場

攻守の要だったSGラモス。第3Qに負傷退場してしまった

■Bリーグ1部第6節 レバンガ84-99京都(20日、帯広・よつ葉アリーナ十勝)

 ホームでの連敗を避けたいレバンガ北海道だったが、自らのミスで流れを手放し、京都に84―99で敗れた。ゴール下でのリバウンド争いを優位に運んだことでリードする時間帯もあったが、今季最多得点を挙げた京都の攻撃に力負け。攻守の要だったSGドワイト・ラモス(24)が第3クオーター(Q)に負傷退場し、追い上げの攻め手を欠いた。

 京都との2連戦初日を落としたレバンガは、この日も要所でミスからの失点が目立ち、ロースコアゲームが得意の京都に99得点を奪われた。立ち上がりこそ2戦連続で先発に抜擢されたPFナナーの献身的なプレーやPG/SG荒川、今季はベンチを温める時間が増えているSF桜井による圧力のある守備で試合を優位に運んだものの、第2Qに逆転を許すと、再びリードを奪うことなく試合を終えた。

一時リードも主導権逸する

 逆転するチャンスは何度かあった。再三にわたって流れを引き寄せる場面をつくったが、ミスで試合の主導権を逸した。第3Q終盤、13点ビハインドの場面で荒川が反則を受けながら3点シュートを決めるバスケットカウントで応戦。フリースローも沈める〝4点プレー〟で一気に劣勢ムードを吹き飛ばしたが、後が続かなかった。

 第3Q残り1分の間に2度のパスミスを犯し、連続失点。第4Qも勢いに乗る京都が出場停止明けのC/PFディアロを中心に得点を重ね、点差は最大23点まで拡大した。終盤にPG橋本の3点シュート3本などで一矢報いるも、すでに勝負は決していた。

ナナーは2戦連続スタメンでアピール成功

 今季チームをけん引するPFマーフィーやSGラモスが代表活動明けのため、ここまで目立った活躍ができていなかったナナーと荒川を先発に起用して挑んだ京都との2連戦。ナナーはゴール下での献身的な働きぶりだけでなく、トランジション(攻守切り替え)からの速攻やセカンドチャンスでのドライブなど、プレーの幅が広がっていることを証明。荒川が豊富な運動量による守備とアウトサイドシュートで結果を残したことも、シーズンを戦い抜く上での収穫となった。

ラモスが着地で右足首を負傷し退場

 ただ、ラモスがランニングシュート後の着地で右足首を負傷して退場するなど、今後の戦いに不安材料は残る。コンディション調整でベンチ外となっているマーフィーは復帰までの期間がそれほど長引かないと見られているものの、次節に向けてチームの立て直しは不可欠だ。第6節11試合を終えて戦績は3勝8敗と黒星が先行しているレバンガ。今季掲げる勝率5割、チャンピオンシップ(CS)初進出に向け、正念場を迎えている。

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