２年連続受賞者ゼロ

　堅守復活で優勝だ！　来季、勝負の就任２年目を迎える新庄剛志監督（５０）が、全員ゴールデングラブ賞獲得指令を出した。守備の名手に贈られるタイトルだが、チームは２年連続で受賞者ゼロ。「いいチームはゴールデングラブを取れる選手が多い。来年は（外野）３人が取れる、内野手も全員が取れるくらいになってほしい」と選手へ高い期待を寄せた。

　自身は現役時代、中堅手として計１０回の栄誉を手にした。２００６年には日本ハムから新庄監督を含めて５人が受賞。守備陣が投手を支え、日本一に輝いた。「それ（受賞）が、タレントになっていく一つのポイントでもある」と力を込める。

候補は上川畑、松本剛、五十幡…

　守備力の高いメンバーはすでに揃っている。指揮官は「上川畑君がもしレギュラーをはったら。あとは松本（剛）君もあるし、五十幡君もあるし、江越君も打つ方が順調にいけば。浅間君も足が速いし、肩もいいしね」と候補者たちの名前を列挙した。「優勝しか目指さない」と宣言している２０２３年。伝統の守り勝つ野球で、頂点を奪いにいく。