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全国高校サッカー抽選会 北海12・29初戦は国見と激突 伝統校対決制し18年ぶり1勝目指す
全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の組み合わせ抽選会が21日、オンラインで行われ、2年連続12度目出場の北海は、29日の1回戦(ニッパツ)で、過去6度の優勝を誇る12年ぶり24度目出場の国見(長崎)と対戦することが決まった。昨年1回戦で1―2で敗れた長崎総科大付に続き、2年連続で長崎県勢と対戦することになった。
2年連続で長崎県勢が相手
創部99年の伝統を誇る北海の対戦相手は、高校サッカーの歴史にその名を刻む国見となり、1回戦から伝統校対決が実現する。
J1通算最多得点記録(191得点)保持者の大久保嘉人氏(40)、現在札幌でプレーするFW中島大嘉(20)や、過去には〝アジアの大砲〟と呼ばれ、札幌でもプレーした高木琢也氏(55)など、多くのプロ選手を輩出してきた国見。北海の島谷制勝監督(53)は「(自身が)高校生の時から、そして指導者になってからも追い続けた高校ですので、すごくリスペクトしています」と、尊敬の念を抱いている。
12年ぶりに選手権の舞台に戻って来た古豪に対し、北海は磨いてきた堅守速攻サッカーで撃破を狙う。主将のMF桜庭平良(3年)は「相手に攻められても、カウンターを仕掛けてゴールに向かい、シュートで終わる。最短最速で攻め切って終わることを意識しています」と、自分たちのサッカーを貫くと誓った。
今月20日には、今季の道リーグ覇者で先月の全国社会人選手権で準優勝したBTOPサンクくりやまと練習試合を実施した。桜庭は「去年戦った全国レベルの相手を自分の中で思い出した」と十分な手応えをつかんだ。
桜庭主将「先輩方のためにもリベンジしたい」
2年連続の長崎県勢との対決。「去年敗れた先輩方のためにもリベンジしたい」と力強く語ったキャプテンが、2004年以来の選手権勝利へ導く。