松本剛が来季から背番号7着用「すごく光栄」俊足巧打の外野手継承に意欲
日本ハムの「ファンフェスティバル2022」が23日、札幌ドームで行われ、今季リーグ首位打者に輝いた松本剛外野手(29)の来季背番号が「12」から「7」に変更となることが発表された。楽天の西川遥輝外野手(30)らが着用してきた歴史ある番号を継承。憧れてきた数字を背負い、さらなる飛躍を目指す。
過去には坪井、糸井ら〝球団の顔〟リードオフマン揃い
名実ともに〝球団の顔〟になる。タイトルホルダーとなった松本剛が入団時から夢見てきた1桁番号「7」を背負ってプレーする。
「すばらしい方が付けてきた背番号。すごく光栄ですし、少しでも認めてくれたのかなと感じます」と感謝した。「今年1年の成績を自信に変えて、『背番号7は松本剛だ』と思われるような選手になりたいです」と言葉に力を込めた。
憧れの西川からエール「打てんくなっても俺のせいにすんな」
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今季は左膝骨折による離脱があったものの、打率.347をマーク。プロ11年目で初タイトルとなる首位打者を獲得した。球団は大きな期待を込めて、今季空き番号になっていた「7」への変更を提案。「12に愛着がありましたし、それで結果を残せた」と迷いはあったものの、オファーを快諾した。
北海道に移転した2004年以降、歴代の7番は坪井智哉、糸井嘉男、といった華のある外野手が着用してきた。松本剛自身も「1桁(番号を)付けられるなら『7』を付けたいと正直、思っていた」と明かす。
「格好いい」と憧れ、慕ってきた西川が16年から昨季まで背負った番号でもある。プロ入り後は「すごく尊敬していて、大好きな先輩」の練習する姿を見習い、少しでも近づこうと努力を重ねてきた。
背番号変更が決定した際には連絡。「打てんくなっても俺のせいにすんな」と冗談を交えつつ「頑張れよ」とエールを送られた。温かい言葉をもらい「しっかりと恥じないプレーをしたいです。本当に良い番号なので結果で恩返ししたい」と決意を新たにした。
〝前進〟杉谷も「頼むぞ」帝京魂託された
この日のファンフェスティバルでは、帝京高の先輩で自主トレを共にしてきた杉谷の、引退ならぬ「前進セレモニー」が開催された。花束贈呈役を務め、「頼むぞ」と言葉を掛けられたという。
来年8月には30歳の節目を迎える。「年齢的にも年数的にも、やっぱり結果で示すしかない。個人成績だけではなく、チーム成績も上げられるように。そういう選手になりたい」
日本ハムの柱としての自覚は十分。背中で引っ張り、栄光の背番号7を自分色に染める。