伊藤大海 来季は沢村賞獲る! スキージャンプ・原田氏のエール胸に3年目の大飛躍へ
日本ハムの伊藤大海投手(25)が26日、河野竜生投手(24)とともに応援大使を務める札幌市を訪問した。大倉山ジャンプ競技場では、1998年の長野五輪ジャンプ団体で金メダルを獲得した原田雅彦氏(54、雪印メグミルクスキー部総監督)と対面。ジャンプ界のレジェンドから受けたエールを胸に、来季は先発投手にとって最高栄誉の「沢村賞」を目指す。
応援大使で札幌訪問 大倉山に大興奮
初めての応援大使で、伊藤が貴重な体験をした。大倉山ジャンプ競技場では案内役として原田氏が登場し、昨夏の東京五輪で金メダルを獲得した右腕との〝金メダリスト共演〟が実現。標高307メートルにあるスタート地点に立ってポーズを決め、「初めて登りました。すごかった」と大興奮だった。
下山後、原田氏が「来年の活躍を祈念して持ってきました」と、長野五輪で獲得した金メダルを披露。その場で触らせてもらった。
今季抑え経験も「先発やりたいと、毎日ツイートしようかな」
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命懸けのスキージャンプ競技を学び、「死に物狂いで1つのアウトにこだわっていきたい」。プロ3年目を迎える来季へ、決意も新たになった。今季終盤は新庄監督の発案もあり、抑えを担ったが「沢村賞を獲るのがプロでの目標。先発やりたいと、毎日Twitterでツイートしようかな」とニンマリだ。
悲願達成へ、ノルマを設定した。今季の投球回数は155回2/3にとどまったが「もっとイニングはいきたいです。上沢さんはナンボと言っていました?」。エース右腕が、来季180イニングを目標にしていると知り「181で」。さらに、15勝を狙っていると聞き「じゃあ、16勝で」と対抗心を燃やした。
この日の表敬訪問イベントの締めくくりはトークショー。少年野球16チームの子どもたちと触れ合い、「来年はビッグボスの言う通り、優勝しか目指しません」と高らかに誓った。最下位から日本一へジャンプ。伊藤にとって、さらなる飛躍の年とする。
「最も完璧なスローボール賞」に選出
オールスターで伊藤が投じ、ストライクを奪った超スローカーブが、「ピッチングニンジャ」ことMLB公認の投球分析家ロブ・フリードマン氏が選ぶ「最も完璧な超スローボール賞」に輝いた。同氏のTwitterをフォローしている右腕は「うれしいっすね」とニッコリ。来季に向けて「遊び半分でやっていて、試合での引き出しとして使っている。公式戦で(ストライクを)取ってもらえるように」と、さらなる精度向上を誓った。