サフィルヴァ　首位つくばに圧勝　ＯＨ小森が今季初スタメンで１２得点

■Vリーグ男子２部　サフィルヴァ３－０つくば（２６日、旭川・リアルター夢りんご体育館）

３連勝で３位キープ

　Ｖ２男子のサフィルヴァ北海道が、５戦全勝の首位・つくばにストレート勝ち。３連勝を飾り、通算４勝１敗で３位をキープした。昨季加入したチーム初のプロ契約選手、ＯＨ小森郁己（２７）が今季初のスタメン出場。チーム２番目の１２得点を挙げて白星に貢献した。ホーム開幕戦となったヴォレアス北海道は３―０で三重を下し、こちらも２位をキープ。２７日、今季初の北海道ダービーで激突する。

「最高の気分。サーブとブロックが良かった」

　今季５試合目で初スタメンを勝ち取った小森が、ストレート勝ちに大きく貢献。「全勝中のつくばさんに全力でぶつかって、こういう結果で終われて最高の気分です。サーブとブロックが良かった」と、充実感をにじませた。

　前所属先のＶ１・ＦＣ東京では、リベロもこなす二刀流。ところが、昨年９月に右アキレス腱（けん）を断裂。リーグ戦出場は１０試合にとどまった。首位・つくばと戦う上で、上杉徹監督は相手のミドルブロッカーを正確に狙えるサーブ力に期待して抜てき。バックアタック２本を含む７得点に、ブロック４本、サービスエースも１本。守備でも好レシーブを連発した。小森は「自信になっている」と、確かな手応えをつかんでいる。

　今季、初の外国人選手を獲得するなど、チームは大型補強を敢行。小森は「攻撃力が格段に上がった。競争は激しく誰が出てもおかしくない」と、分厚くなった選手層の中で存在感を示した。