加藤が５勝目を懸け、きょう３日の西武戦（札幌ドーム）に先発する。前日２日は短距離ダッシュやキャッチボールなどで入念に調整。「いつもと変わらず、初回から全力で頑張りたい」と力強く意気込んだ。
　前回登板の９月２６日ソフトバンク戦では５回２／３を投げ１失点と好投。白星こそ逃したが、投球回数をキャリアハイとなる１２３回まで伸ばした。自身初のシーズン規定投球回到達まで残り２０イニング。今季はあと３、４試合の登板が見込まれ、十分に射程圏内だ。
　開幕からローテーションを守り続け、ここまで２１試合に先発した。体には当然疲労もたまるが「あんまり自分の体のことを分かっていないので、普通にご飯を食べて寝るだけです」と自然体を貫いている。
　投球フォームのズレなどは、武田投手コーチに助言をもらいながら登板ごとに細かく修正。「勝さん（武田コーチ）に自分の状態を知ってもらっているので、助かっています」と感謝した。
　１０月に入り、ペナントは終盤戦。残りの力を振り絞り、ラストスパートを決める。（近藤裕介）