「見て、学んで、考え方を聞いてやっていけたら」

　新しい試みを力に変える。西村天裕投手（２９）が１００万円ダウンの年俸１９００万円（推定）で契約を更改した。今季は中継ぎで１８試合に登板し、０勝０敗、０ホールド、防御率４.９８だった。

　オフは帝京大の同期だった阪神・青柳と自主トレを行う予定。セ・リーグを代表する投手の練習法や思考に触れる貴重な機会で「スーパーピッチャーなので、見て、学んで、分からなかったらどうしているのか、考え方を聞いてやっていけたら」と願いを込めた。

　札幌ドームより狭い新球場での戦いに備え、ゴロを打たせる投球術を身につけていく。一方でメンタル面の向上のため、専門家を頼り、瞑想（めいそう）や呼吸法の指導も受ける。３０歳になる来季に向けて「目標は中継ぎで５０試合投げる。抱負は日本一に貢献することです」と力強く言ってのけた。