長女誕生の上川畑 1200万円増の2200万円 昇給分は「新居の家賃に」
即戦力ルーキーとして躍動「来季に生きるシーズン」
ドラフト9位からの下克上で大幅昇給を勝ち取った。入団1年目のシーズンを終えた上川畑大悟内野手(25)が1200万円増の2200万円(推定)で契約を更改した。12球団の支配下ラスト指名だったが、即戦力として機能。「1軍のレベル、1軍の生活を経験することができた。来季に生きるシーズンだった」と充実感をにじませた。
右膝外傷性骨挫傷のため、開幕は出遅れたが、5月下旬に1軍昇格。80試合に出場し、打率.291、2本塁打、17打点を記録した。遊撃をメインとした守備でも安定感を発揮し、新庄監督の信頼を得た。
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来季はパパとして「今まで以上に責任感を持って」
昨年12月の入団会見直前に入籍していたが、契約更改日の2日、夫人が11月27日に都内の病院で第1子(長女)を出産したと発表した。球団を通じて「本当に頑張って子どもを産んでくれた妻に感謝の気持ちでいっぱいです。家族が増えたので、今まで以上に責任感を持ち、より一層活躍できるように頑張っていきたいと思います」とコメントした。
ルーキーとして臨んだ今季は、野球に集中するために入寮し、新婚ながら別居を選択していた。来季は退寮し、家族3人で暮らす予定。昇給分の使い道として「新居になるので、そこの家賃に充てようかな」とポツリ。遅咲きの名手は、愛する妻と娘のためにも、体を張って戦い続ける。