ファイターズ
2022/12/02 20:45

引退覚悟のグローブ大改造 宮西「逃げ道をつくらないように、全部にこだわる」

「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に参加した宮西。究極のグローブを相棒に野球人生を懸けた来季へ挑む

長さを1.5センチ大幅縮小「来年は全てを懸ける」

 引退覚悟のグローブ改革だ! 日本ハムの宮西尚生投手(37)が2日、大阪市の「ミズノエンジン」で行われた「ミズノブランドアンバサダーズミーティング」に参加し、来季はグローブを大幅に小さく変更する意向だと明かした。この日は担当者に、今季のものより長さが約1.5センチ短い試作品の製作をオーダー。細部まで徹底的にこだわり、最高の相棒と共に新球場に乗り込むつもりだ。

 何種類かのモデルをテーブルに並べ、宮西は真剣な表情で悩んでいた。何度も手にはめ、大きさや感触を確かめながら、理想を模索した。「来年は全てを懸ける。言い訳がつくれない状況に自分で持っていきたいから、逃げ道をつくらないように、全部にこだわる。無理だったら無理、終わり」。ダメなら引退。だからこそ、相棒選びに一切の妥協を許さなかった。

今の体に合うベストなサイズ「指先まで神経が通っている感覚持てる」

 担当者と熱心に話し込み、最終的には一気に1.5センチ小さくすることを決断。グローブ作りを約20年続け、現役時のイチロー氏も担当した名クラフトマンの岸本さんが「私は15(ミリ)も一気には(変更)したことない。初めて聞きました」と言うほど、超異例の大改造だ。

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