伊藤大海 サムライブルーの同学年・三笘に刺激「メンタルがすごい」
スペシャルゲストで野球教室に初参加
侍ジャパンの三笘になる! 日本ハムの伊藤大海投手(25)が3日、大阪市の「ミズノエンジン」で行われた初心者(6~8歳対象)向けの野球教室にスペシャルゲストとして参加。サッカーのカタールW杯で16強に進出した日本代表をたたえた。自身も、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表候補。途中出場で輝きを放つ三笘薫選手(25)を手本に、世界の舞台で躍動するつもりだ。
同学年に刺激「最後まで諦めない気持ちが大切」
〝三笘の1ミリ〟が伊藤の心を動かした。逆転で勝利した2日のスペイン戦は見られなかったが、勝負を決めた勝ち越し弾は映像でチェック。ゴールラインを割ったかに見えたボールを紙一重で折り返し、田中のゴールをアシストした同学年のヒーローに「やっぱり、最後まで諦めない気持ちの大切さ(を教えてもらった)。プロ野球界は97年世代が少ないので、頑張ってほしいです」とエールを送った。
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三笘はグループステージ3戦とも後半から途中出場し、試合の流れを変える役割を果たした。右腕は出番を待つ心境を想像し「常に同じマインドを持っておかないと、ああいうプレーは生まれないと思う。多分、最高のシチュエーションと最悪のシチュエーションを両方想定して、準備をしていたんだと思う」と推測。「プレーはもちろん、それをやり遂げるメンタルがすごい」と称賛した。
「同じ国を背負うスポーツ 何とか良い形で貢献できたら」
日本ハムでは先発にこだわるが、メンバー入りが期待されるWBCでは〝途中出場〟が濃厚だ。「選ばれるかはまだ分からない」と気を引き締めつつ、「そういう(途中出場の)ポジションは重宝されると思うので、もし任された場合はすごく気持ちも入ります。同じ国を背負うスポーツとして、何とか良い形で貢献できたら」。大事な場面で救援登板し三笘ばりの活躍を見せるべく、最大限の準備をするつもりだ。
子どもたちと触れ合い、英気養った
この日は大阪で野球教室に参加し、子どもたちと触れ合った。「野球教室は初めて。僕自身も小さい頃に野球教室で夢を与えてもらった。楽しませてもらいました」。つかの間のオフに英気を養った伊藤が来春、侍ジャパンをサッカーに続く大躍進に導いてみせる。