レバンガ・桜井が連敗止めた!「まだまだバスケをやりたい」2戦ぶり出場で逆転勝利貢献
■Bリーグ1部第9節 レバンガ北海道88―84滋賀レイクス(4日、札幌・北海きたえーる)
前日の逆転負けに責任「チームにタフな状況つくってしまった」
2日続けて終盤の猛追を受けたが、辛くも逃げ切り連敗を「3」で止めた。攻撃では昨季のリーグ得点王PF/Cショーン・ロング(29)とPFブロック・モータム(32)の両外国籍選手がともに両チーム最多の28得点とけん引した。守備では2試合ぶりに出場したSF桜井良太(39)が今季最長となる15分1秒プレー。粘り強いディフェンスに加え、攻撃でも今季最多の7得点の活躍で逆転勝利に貢献した。
2試合ぶりにコートに戻ったベテランは「きのう(3日)のゲームから、しっかりとカムバック(勝利)できたのは良かった。今、残念ながらドワイトがけがをしてる状況で、一刻も早く戻ってきてもらいたいですけど、一選手としては、プレータイムをもらえるチャンスの時期。彼が戻って来ても、つなぎのディフェンスの部分で『3分から5分、桜井、いけるな』と分かってもらえるために、しっかりとやらないといけない」と、自らの置かれた状況で最大限のプレーを実行した。
3日の敗戦に責任を感じていた。けが人多発で苦しい台所事情の中、前節・千葉ジェッツ戦で2つのアンスポーツマンライクファウルを犯して、出場停止処分。「けが人が多い中、つなぐ選手が1人でもいないのはチームにとってはタフな状況。それをつくってしまたのは申し訳ない。きょうは一番元気な自分が、ディフェンスの部分で貢献をしなければいけない」と、気合を入れて試合に臨んだ。
プロ18年目 出場時間15分超は1年ぶり「すごい疲れたな」
この試合、12人がベンチ入りも、PFアレックス・マーフィー(29)の調子はまだ万全ではなく、U18のSF内藤耀悠(16)とともに2日続けてベンチを温め、戦力は実質10人。4試合ぶりの勝利には、ベテランの奮起がどうしても必要だった。第1クオーター(Q)残り2分を切ったところで、コートインすると、第2Q開始10秒、左コーナーから3点シュートを決め、守備でも体を張って相手のファウルを誘発。アシストも3度マークするなどチームに勢いをもたらした。
今季でプロ18年目。出場時間が15分を越えたのは約1年ぶり。「すごい疲れたなという感覚があるんですけど、(スタッツを)見たら15分。20代の頃は35分とか出ていて『よくやっていたな』」と、若き日を振り返り、苦笑する。「年をとったなというのは感じますけど、まだまだバスケをやりたい。どんどんこの時間を伸ばしていけるように頑張りたい」。熱いハートと、熟練の技で、チームのピンチを支え続ける。