まさに〝金言〟だ。第一子が誕生したばかりの上川畑へ、先輩パパの谷内が「ベクトルは子どもだけに向けすぎないように」とアドバイスした。意味はもちろん、子どもと同じくらい愛妻を大切にしろ、ということだ。「もちろんかわいいので、子どもばかりになりがちですけど、奥さんのフォローも入れた方がいい。結果、それが一番大事」と力を込めた。

　心配は無用だった。上川畑は４日に初めて、愛娘の沐浴を担当したそう。産後の身を案じ、家事も積極的に行っているという。「妻の大変さが分かる。妻への感謝の気持ちを持てて、野球を頑張るモチベーションにつながる」と笑った。

　記者も幼い娘を溺愛する父親の一人。谷内の言葉は胸に刺さった。家に帰ったら、妻にありがとうを伝えようと思う。