夏季スポーツ
プレミアリーグ昇格へ プレーオフに初挑戦する札幌大谷
1回戦は浜松開誠館(東海第1代表)
今季のプリンスリーグ北海道で準優勝し、初の高円宮杯U―18プレミアリーグプレーオフ(9、11日、広島)に挑む札幌大谷は、3日から福岡で直前合宿を開始。9日の1回戦、浜松開誠館(東海第1代表)との戦いに向けて最終調整を行っている。
清水隆行監督(47)は「順調です」とここまでのチーム状態に手応えを感じている。4日には福岡大と練習試合を実施。九州大学サッカー新人戦で優勝したメンバーが中心の相手に対し、0-0(45分×2)と互角の戦いを演じた。
エースストライカー長太「来年の後輩に(昇格を)残していきたい」
プリンスリーグで11得点をマークし、得点王に輝いたエースストライカーのFW長太陽寛(3年)は高校最後の大会に向けて「来年の後輩に(プレミアリーグ昇格を)形として残していきたい」と意気込む。卒業後は福岡大へ進学。自らの得点で母校に置き土産を残して、新たなステージへ進みたい。
清水監督は高校選手権静岡県代表にも選ばれている浜松開誠館について「静岡学園(プレミアリーグWEST4位)に勝ったチーム。力はある」と警戒するが、「北海道を代表して戦う。自分たちの力を出し切って戦う。厳しい戦いになるが、ひとつずつ勝ってプレミア参入を成し遂げて、北海道の皆さんにプレミアリーグの試合を見ていただけるように頑張りたい」と話す。創部14年目で初めて手にした、高校年代最高の舞台への挑戦権。札幌大谷が北海道サッカーの歴史に名を刻むための戦いが始まる。