夏季スポーツ
やり投げ・北口に道から感謝状 7月世界選手権で女子投てき種目初の銅メダル
24年パリ五輪でのさらなる活躍期待
今年7月にアメリカ・オレゴン州で開催された陸上世界選手権の女子やり投げで銅メダルを獲得した北口榛花(24、旭川東高出)へ7日、鈴木直道北海道知事(41)から感謝状が贈呈された。
北口の銅メダルは、五輪、世界選手権を通じて、女子投てき種目で日本人初の獲得という歴史的な偉業。道からは、その栄誉をたたえるとともに2024年のパリ五輪でさらなる活躍を期待し、感謝と激励の意が表された。
異例の2年連続開催「(メダルが)今回よりも良い色になるように」
本来、世界選手権は1年おきの開催だが、今年の大会は東京五輪延期の影響で1年順延されての開催となったため、来年は2年連続で世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)が開催されるという異例のスケジュールとなっている。
北口は来年の世界選手権に向けて「今回は入賞を目標にした結果、メダルを獲れてしまったという表現が正しいと思うので、次はメダルを目標にして、メダルを獲って帰って来られるように。そして、その色が今回よりも良い色になるようにしたいです」と、2大会連続のメダル獲得へ意欲を見せた。
感謝状には「天真爛漫な笑顔」という北口のチャームポイントを表現する一文も盛り込まれた。今年、道民に笑顔と感動をもたらした〝北口スマイル〟。2023年、再び北口の満面の笑みが咲き誇る瞬間が訪れることを期待したい。